長崎県のアスリート・テコンドー 平林霞 応援プロジェクト
by 明治安田生命

このプロジェクトは2024/03/01に終了いたしました。温かいご支援、ありがとうございました。
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明治安田生命「地元アスリート応援プログラム」では、出身地や活動拠点地域など、サポートをしてくれる「地元」に対して貢献したいというアスリートの活動を支援できます。本ページは長崎県のアスリート、テコンドーの平林霞(かすみ)選手を紹介します。長身の体軀をいかした回し蹴りやかかと落としが魅力の平林選手は、国内では稀有な長身の女子テコンドー選手です。それだけに、国内で自分に近い体格の女子選手と対戦したくてもままならず、さらなる実戦経験を積むには海外に行く必要があります。
    • 地元・長崎とテコンドーの良さを発信するために世界の舞台で頂点へ!

    • 175cmの長身と長い脚から振り下ろす迫力ある蹴り技――いわゆる「かかと落とし」の打点は2mにも達します。長崎を拠点に活動するテコンドーの平林霞選手。国内の女子では珍しい大型のファイターですが、それゆえに、国内で自分と同じ階級の相手との実戦経験を積むことが難しいのが悩みの一つ。長期の海外遠征を視野に入れた競技活動を模索しています。
    • 蹴り技が格好良くてテコンドーのとりこに

    • 5歳から、地元・長崎市の森道場でテコンドーを始めた平林選手。友人に誘われて行った体験会で、テコンドーの格好良さ、とくに蹴り技に魅了されたといいます。

      「小さい頃からテコンドーが楽しくて、道場に行くことが大好きでした。とにかく楽しみだったので、小学校低学年の頃は道場に着くと鬼ごっこをして走り回り、道場が遊び場のような感じにもなっていました(笑)」
    • ▲テコンドーが楽しくて仕方なかった小学生の頃の平林選手(下段、右から2人目)

      テコンドーにはキョルギ(組手/体重別階級)とプムセ(型)がありますが、平林選手が出場するキョルギは、2ラウンド先取のポイント制で、蹴りとパンチで相手と戦います。

      とくにネリョチャギ(かかと落とし)とフェッチュ(後ろ回し蹴り)が得意な平林選手はすぐに頭角を現します。小学3年時に出場した全日本ジュニアテコンドー選手権大会で優勝、その後もジュニア大会や全日本選手権で何度も優勝に輝いています。

      早くから才能が開花した平林選手ですが、自分の意識が「遊び」から「競技」に変化を見せたのは中学生になってから。日本代表に呼ばれるようになり、海外での試合にも出場するようになったことで意識が変わり、結果にこだわるようになりました。そして、世界ジュニア選手権や世界選手権に出場し、ワールドクラスの強豪選手を知ることで闘争心により火がつき、世界大会で海外選手に勝つことが目標になっていきました。
    • 強くなるために不可欠な海外遠征

    • 明治安田生命の「地元アスリート応援プログラム」を教えてくれたのは、5歳から約13年間テコンドーの手ほどきをしてくれた長崎・森道場の師範でした。

      「テコンドーは日本ではまだマイナー競技で、金銭的サポートも少ないのが現状です。そんななか、クラウドファンディングも活用しながら支援金をいただけるこの制度はとてもありがたいですし、テコンドーをいろいろな方に知っていただく機会にもなるので応募しました」

      テコンドーは競技発祥の地である韓国をはじめ、海外勢が強い競技です。日本は競技人口も少なく、より強くなるためには、海外の強豪選手と練習や試合をする経験が不可欠です。
    • ▲長い脚を振り下ろす「かかと落とし」が平林選手の武器の一つです

      「私は身長が175㎝あり、大会でのクラスは62㎏級になりますが(※1)、同クラスでは国内に練習相手になる女子選手が見つからず、男子選手と練習することも多いです。でも、男子と女子では戦い方が違うので、できれば女子と練習をしたいんです。海外には180㎝以上の選手も多く、海外に行くことで強くなれます。世界で勝つために、海外遠征は絶対に必要です」

      しかし、海外遠征の費用を捻出するのは簡単なことではありません。母子家庭で母親に頼る心苦しさと、強くなりたい気持ちの間で平林選手の心は揺れ動きます。

      「母は『あなたは好きなことをやりなさい、私が応援するから』と言ってくれ、私がやりたいことをさせてくれます。金銭的に頼っている分、活躍している姿を見せたいといつも思っています。昨年に引き続き、支援金を海外遠征費に充てさせていただければ、お金の心配が減る分、より競技に集中できると思っています」

      現在は早稲田大学でスポーツ心理学を学び、練習は大東文化大学の社会人チーム「Team Daito」で行なっています。拠点こそ東京ですが、いつも故郷・長崎を思っています。

      「競技で悩んだ時は海を眺めるのですが、長崎の海はやっぱり特別です。地元では2、3時間ずっと海を眺めていると、心の中にあるザワザワしたものが穏やかになり、『また頑張ろう』と前向きになれます。坂が多い街なのでトレーニングとして高台まで走って、海を眺めることも多かったです。長崎は私が生まれ育ち、テコンドーに初めて触れた土地で、多くの学びと出会いがあり、癒やしをくれた場所です。この地元のためにも、テコンドーで少しでも恩返しができたらといつも思っています」

      ※1 4年に1度の最高峰の大会には62㎏級の設定がないので、平林選手は57㎏級での出場をめざしています。
    • 足りない試合経験を補うために

    • 21年の年末には、あごの骨を折るというこれまでの競技生活最大のけがを負ってしまいました。2カ月もの間まったく練習ができず、もちろんしばらく試合もできない状態が続きました。結局、けがの後の最初の実戦が、22年11月の世界選手権でした。平林選手はワールドクラスの選手を相手に、なすすべもなく1回戦で敗退してしまいました。

      「その後も海外の大会に参加したのですが、やはり初戦でいい動きができなくて負けてしまいました。特に強い相手だとは感じないのにポイントが入らず、そのうちに焦って負のループから抜け出せなくなってしまい、相手の流れのままにポイントを取らせてしまうようなキックをしてしまって……。弱気というか、パニックになっていました」

      テコンドーが2ラウンド先取のポイント制を採用してからまだ間もないことも、焦りを誘発する要因となったと、平林選手は冷静に振り返ります。とにかく一定レベル以上の相手との試合経験、スパーリング経験が足りていないことは明らかです。そのためには海外遠征が必要だと、平林選手は考えています。

      「可能な限り今後も海外の大会に参加したうえで、できれば一定期間欧州で開催されている合同合宿にも参加することを考えています」

      欧州なら大柄な強豪選手も多いので、確かな経験を積むことができるはずです。いま、選手として大きく成長するための海外遠征支援が必須なのは明らかです。そして、自身が強くなって海外で活躍することが、競技普及のためにもなる。平林選手は、そう考えています。
    • 強くなってテコンドーと長崎の良さを発信したい

    • ▲実家近くの岩屋山の山頂にて。徒歩で1時間の行程をダッシュで30分、わざと険しいルートを選んでのトレーニングのゴール地点でみる景色です

      強くなってテコンドーにもっと注目を集め、そして地元・長崎県に恩返しを。そのための究極の目標が、やはり4年に1度の最高峰の舞台への出場となります。もちろん、直近の24年の大会が当面の目標です。23年中の海外での修業を望むのは、世界的に強くならないとこの大舞台に上がることさえできないからです。

      「24年の大会の切符をつかむためには、大陸予選で勝たないと日本人は出ることができません。まず国内の選考会で出場権を得て、大陸予選に出場。そこで優勝などすれば出られるようになります」

      平林選手によれば、この大陸予選に派遣する階級に57kg級が選ばれるためには、日本のテコンドー協会に強さをアピールすることが必要で、そのためにも海外の試合に出場し、成績を残すことが必要といいます。

      ちなみに、21年に東京で開かれた世界大会では、平林選手はエキシビションマッチに出場しました。

      「その大会のための最終選考で、そのストイックさに憧れてきた濱田真由選手(※2)と初めて対戦し、敗れはしましたが、意外と戦えたことも自信になりました。やっぱり、国際大会でメダルを獲得して、海外選手とも戦えることを証明したいですし、さらに大きな舞台で表彰台に上って、長崎の人たちに誇ってもらえるような選手になりたいですし、長崎の良さをどんどん世界に発信していける選手になりたいと思っています」

      今後の平林選手の躍動に期待しましょう。

      ※2 佐賀県出身の女子テコンドー界のレジェンド。22年引退を発表しました。

      (取材・制作:4years.)
    • ================

      2024年2月29日をもちましてクラウドファンディングを終了いたしました。
      ご支援をいただきまして、本当にありがとうございました!

      ■支援者一覧(順不同、敬称略)
      近藤 智也、親子で絶賛巨大化中
  • 新着情報

    パリオリンピック選考会 報告
    2024/01/31 16:09:50
    みなさま,お久しぶりです.

    まず選考会の結果としては本戦3位,敗者復活戦初戦敗退でした.

    パリオリンピックへの挑戦は終わりました。

    いつも応援してくださってる方々本当にありがとうございました!

    報告となるのですが,選考会3ヶ月前に前十字靭帯を損傷していました。
    東京オリンピックの選考会を終えてから4年間パリに向けて練習して、顎の怪我などもありましたが、やっと昨年自分自身の考えやスタイルが確立して、海外遠征にたくさん行くこともでき、とても調子が上がっていた中の怪我で、なぜこの時期にとも思いましたし、選考会に出場するのすら本当に迷いました。ですが、出場すると決めてからは、多くの方が支えてくださり、怪我の中とても良い状態に仕上げることができていました。
    結果としては、本戦3位、敗者復活戦初戦敗退、決して満足行く結果ではありませんが出場して良かったと感じています。

    怪我をするべきではないですが、全ての事柄に意味があると思って、前に進めることができ、この3ヶ月間の試合までの過程は自分をさらに成長させてくれたと思います。

    怪我をするたびに人の温かさをさらに感じますし、多くの人の支えのおかげで、今の自分がいるのだと感じた3ヶ月間でした。

    本当に自分は人との出会いに恵まれてると思います。感謝の気持ちを忘れずに、これからも精進します。

    一旦、自分の膝と向き合ってきます!

    ありがとうございました。







    選考会まであと約1ヶ月!
    2023/12/02 15:29:29
    選考会まであと約1ヶ月!
    みなさんこんにちは!

    11月も終わり,最終選考会の日程が発表されました.

    1月7日,奈良県において日本代表最終選考会が行われることになりました.
    日程発表後,12月3日に開催される全日本選手権に出場予定でしたが,減量等などあらゆる事情により出場せず,選考会に向けて調整することになりました.
    そのため,現在減量真っ只中でありますが,とても順調に進んでおります.

    10月に久しぶりに九州で開催されるオープン大会に道場のサポートで行きました.
    私の原点はここにありという感じで,昔,型をしていた時代に競っていた選手や長年お世話になっている保護者や師範たちにも会え,改めて,テコンドーの楽しさや九州の良さを実感していました.

    また,道場の子たちのセコンドをし,自分自身も子供たちから学ぶこともあり,とても有意義な時間を過ごしました.

    道場の子たちが誇れるような先輩でいられるように,選考会必ず代表の切符を取らなければいけないと今回の帰省で感じました..

    あと1ヶ月勝つための行動を心がけ,必ず切符を勝ち取ります!

    これからもよろしくお願いいたします!

    今年もあと2ヶ月!
    2023/10/31 23:41:18
    今年もあと2ヶ月!
    今年もあと2ヶ月で終わってしまいます.
    今後の大会情報としては12月に全日本選手権,1月に日本代表最終選考会が控えています.
    今年の正月は減量で迎えることになるかと思います.

    さて,今回は8月に参加したセルビアでの合宿について少し書きたいと思います.

    8月に2週間ほどセルビアで行われた合宿に参加しました,この合宿にはヨーロッパをはじめ,チリなど南米からの参加もあり本当にたくさんの選手が各国から集まっています.
    日本では,同じ体格の女子選手とはほとんど練習することができず,男子選手と行う日々ですが,やはり戦い方など違うこともあります.ですが,合宿では同じ階級で尚且つ私より身長が高い選手などともたくさん組手をすることができました.
    私にとって本当に有意義な時間であり,自分自身成長を感じることができました.

    このような合宿に参加ができたのも,明治生命さまや皆様方の支援があるからこそです.
    本当に感謝しています.

    この先,大事な大会が続きますが,少しでも多く皆さまに吉報を届けられるように精進します.

    今後ともよろしくお願いいたします.

    オーストラリアオープンでやっと!
    2023/09/22 23:08:03
    オーストラリアオープンでやっと!
    お久しぶりです!

    久しく活動報告をしていなかったこと,大変申し訳ありません!

    立て続けに,7〜8月までの海外遠征等を一気に報告させていただきます.

    7月 オーストラリアで2大会出場しました.

    1大会目:プレジデントカップ -67kg

    1回戦目vs中国 0-2 で初戦敗退でした.
    普段の階級とは異なる-67kg,また,相手は世界選手権優勝経験もある中国選手でした.敗退はしたものの,クラッシュなど,階級もレベルも上の相手に通用することを確認することができました.その2日後にオーストラリアオープンに出場しました.

    2大会目:オーストラリアオープン-62kg

    準々決勝vs台湾 2-0
    準決勝 vsタヒチ2-1
    決勝  vs台湾 0-2

    オーストラリアオープンにおいてメダルを獲得することができました.本当に嬉しかったです.準決勝では最後3秒で逆転をし,諦めない精神や練習の成果が出た試合だったと感じました.

    オーストラリアオープンでのメダルはシニア初となるものでした.
    練習内容や考え方を3月のスペイン合宿後から改めて,約4ヶ月で人は変われるというのを実感しました.そして,結果が出たこと本当に嬉しかったですし,母親にやっと良い報告ができたのでとても安心しました.
    ですが,ここが最終目標ではなく,逆に始まりだと思っています.
    また,良いご報告ができるように,精進します!




    初めまして!
    2023/07/28 15:19:23
    初めまして!
    初めまして、テコンドー競技の平林  霞です。

    まずは私のプロジェクトを開いてくださり,有難うございます.

    私は5歳からテコンドーを始め,中学生の頃にはジュニアの日本代表に選出していただき,シニアでも日本代表として活動しています.
    現在は早稲田大学に通いながら、数多くの日本代表選手を輩出している大東文化大学で練習しています。


    私の夢はオリンピックに出場し、メダルを取ることです.加えて,大好きなテコンドーの面白さを少しでも多くの人に知ってもらう事です.

    夢を叶えるために、これからも精進していきますので、今後ともよろしお願いいたします。

    随時,試合情報・結果をご報告させていただきます

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出品者のプロフィール

平林 霞

平林 霞

明治安田生命「地元の元気プロジェクト」の 一環として、地元の若手アスリートを地域社会とともに応援することで、地域の一体感醸成や地域で育つ子どもたちの夢や地元愛を育むことへの貢献を目的とします。当制度を通じて、出身地や活動拠点地域など、サポートを受ける「地元」に対して貢献したいというアスリートの活動を支援します。
リターン
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ご提供予定時期:2024年3月末~4月頃
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リターン一覧

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    事業者名
    株式会社朝日新聞社

    事業者所在地
    〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2

    責任者
    安田雅信(ヤスダマサノブ)

    連絡先
    ・電子メール jimoto-athlete@asahiculture.com (地元アスリート応援事務局)
    ・TEL 03-5540-7761

    販売価格(支援金額)
    各プロジェクトページの「リターン」をご覧ください。価格は税込・送料込です。

    商品等(リターン)の引き渡し時期(日数)
    リターンとなる商品・サービスの引渡し・提供時期は、各プロジェクトページの記載をご確認ください。

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