宮城県のアスリート・スケルトン 木下凜 応援プロジェクト
by 明治安田生命

このプロジェクトは2024/03/01に終了いたしました。温かいご支援、ありがとうございました。
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    (目標 ¥600,000)
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明治安田生命「地元アスリート応援プログラム」では、出身地や活動拠点地域など、サポートをしてくれる「地元」に対して貢献したいというアスリートの活動を支援できます。本ページは宮城県のアスリート、スケルトンの木下凜(りん)選手を紹介します。2022年に行なわれた全日本プッシュスケルトン選手権で優勝を果たし、前人未到の6連覇を達成した注目のアスリートです。
    • 被災した地元に競技で笑顔を届けたい! 東日本大震災を乗り越え、国際大会で頂点をめざす

    • 「海外選手のまねだけをするのではなく、自分の体格にあった滑りを探していきたい」と語るなど、既成概念にとらわれずに新たなスタンダードを模索している木下凜選手。徹底した分析と、質の高い練習で世界と渡り合います。東日本大震災で被災した地元・宮城県への思いも強く、自身が良い成績を残すことで地元の人々を笑顔にしたいと話します。
    • 全日本プッシュスケルトン選手権で6連覇達成! 技術を高めて 7連覇をめざす

    • うつぶせで頭を進行方向に向けて鉄製のそりに乗り、全長1300~1500mの氷のコースをわずか1分程で滑り降りるスケルトン。「元々、ジェットコースターが好きだった」と言う仙台大学4年生の木下凜選手(宮城県出身)は、小学6年生の時に地域のジュニアアスリート発掘事業でスケルトンを体験し、「とにかく楽しかった」ことから、中学入学とともに本格的に競技を始めました。

      スケルトンを始めて4年目の2017年には、スタートタイムを競う全日本プッシュスケルトン選手権大会で、高校1年生ながらシニアの選手たちを退け、日本タイ記録のタイムで初優勝。それ以降、2度の日本記録更新を含め、22年までに大会6連覇を遂げています。「基礎をしっかり固められているところが、連覇につながっていると思います。以前はがむしゃらに練習をしていた感覚がありましたが、最近は量よりも質を求めて練習しています」

      日本代表として国際大会に出場する機会も増え、21年12月のワールドカップは出場30選手中22位だったものの、「プッシュタイム(スタートタイム)が全体の2位だったことで、世界の舞台で戦えるスタートラインに立てた」と確かな手応えをつかみましたが、そのなかで感じたのが海外選手との体格差でした。

      「世界の選手とは、体格も骨格もまるで違う。そういった自分ではどうしようもない部分を受け入れて、技術でカバーしていかなくてはいけないと考えるようになりましたね」と木下選手。特に意識しているのが歩幅なのだそう。「海外選手が1歩のところを2歩で1歩分進むなど、柔軟な考え方を取り入れるようになりました。いい部分はまねしながらも、体格的に無理な部分は異なるアプローチで世界と戦っていきたいです」と、クレバーな考えを教えてくれました。
    • 被災した地元に恩返ししたい! 東日本大震災で助けてくれた地域の人たちへの思い

    • ▲東日本大震災で実家が流され、中学進学を機に多賀城市に移りました

      宮城県石巻市出身の木下選手は、小学3年生の時、東日本大震災を経験しました。自宅は流され、「それまでの日常がすべてなくなり、大きなショックを受けた」と当時を振り返ります。仮設住宅での生活を経て、中学入学を機に多賀城市に移りましたが、木下選手には、「たくさんの方に助けてもらったので、地域の人たちに恩返しがしたい」という思いがあり、その一つがスケルトンで活躍することだと考えるようになりました。

      そんな折、日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟のスタッフから明治安田生命「地元アスリート応援プログラム」を紹介されました。「地元に対して貢献したいというアスリートの活動を支援するというプログラムのテーマと、自分の気持ちが合致して、ぜひやりたいと思って応募しました」と木下選手。これをきっかけにスケルトンという競技をもっと広めたいという思いもあります。

      木下選手が所属する仙台大学は、中学でスケルトンを始めた頃からのトレーニング拠点です。生まれ育った石巻市には、子どもの頃、毎週のように通った漫画家・石ノ森章太郎のミュージアム「石ノ森萬画館」や、タレが絶品の焼き鳥店「やまだ」があり、海の幸は四季折々の新鮮なネタを楽しめます。現在生活をしている多賀城市には、稲の原種に近い紫色の「古代米」という名産もあります。そんな地域の人たちからは「この間の試合を見たよ」「お疲れさま」とよく声をかけられ、自分が応援されていることを実感します。震災を経験したからこそ、木下選手は誰よりも強い地元への愛着を持っているのかもしれません。
    • 食事も見直してアスリートの身体に! 中学2年時のターニングポイント

    • 今、振り返ると、競技を始めて2年目、目標にしていた「ユースの国際大会に出場がかなわなかったことがターニングポイントだった」と木下選手は考えています。

      当時は中学2年生で、「体も小さく、プッシュも滑走も速くなかったので、自分に伸びしろを感じなかった。スケルトンをこのまま続ける意味があるのかと悩んだ」と言います。そこで母親に相談すると、「やめるのは簡単だけど、たとえやめるにしても、今まで応援してくれた人たちが納得するようなやめ方をした方がいいんじゃない?」と言われ、自身も「うまくいかないからやめるのではなく、完全にやり切って満足できたと思えるまでやってみよう」と考え直しました。

      そこから木下選手は競技に対する意識が変わり、トレーニングはもちろん、体重アップなどを考慮した食事にも気を配るようになりました。その結果、高校生になってからの大きな飛躍につながったわけです。高校3年間で体重は22kgも増えました。
    • 自身の滑りが日本のスタンダードになる! 国際大会での活躍を誓う

    • ▲スケルトンの疾走感に魅了され、すぐにのめり込みました

      今後について木下選手は、「まずは自分の強みであるプッシュで世界1番になること。滑走技術もレベルアップして、ワールドカップや世界選手権などの国際大会で活躍し、3年後にミラノである大会で金メダルを獲得したいです」と青写真を描いています。そのために、得意のプッシュを磨きつつ、「これからは滑走技術の強化に重点を置いていく」つもりです。また「当時、デフォルトとされていたフォームとは違うフォームで優勝した後に、そのフォームが日本のスタンダードになっていきました。既成概念にとらわれずに、試行錯誤を重ねて最適なフォームを見つけていきたいです」と、自身の滑り方や結果が日本の競技全体に影響を与えることも自負しています。

      ただ国内には現在、氷上を滑走できるコースがなく、技術を磨くには海外に遠征するしかありません。また、0.1秒が勝敗を左右する世界では、用具にも徹底的にこだわっていく必要があります。本体部分のシャーシーと、ランナーと呼ばれる滑走部で構成されるそりが重要で、特にランナーはコースや気象コンディションで使い分けないとタイムに大きく影響します。

      そりは1台約70万円。1セット10万円前後するランナーは、多くの種類を備えている方が望ましいとされています。木下選手は今回の支援金を「トップレベルのそりやランナー、ケア用品の購入、国内外の強化合宿に行くための遠征費に充てたい」と語ります。

      木下選手が大切にしているのは、自分の考えだけに固執せず、いろいろな意見に耳を傾け、実際に試してみること。スケルトン未経験者の感想を参考にすることもあります。「自分にとっては関わってくれる人すべてがコーチ。試合での勝利はそういう人たちと一緒に勝ちとった勝利になります」。国際大会でメダルを獲得し、応援してくれた人たちに喜んでもらうことが今の木下選手の原動力になっています。

      (取材・制作:4years.)
    • ================

      2024年2月29日をもちましてクラウドファンディングを終了いたしました。
      ご支援をいただきまして、本当にありがとうございました!

      ■支援者一覧(順不同、敬、称略)
      飯盛良拓
  • 新着情報

    ご支援ありがとうございます。
    2024/02/29 21:26:23
    改めまして、今シーズンご支援頂いた皆様ありがとうございました。
    今シーズンは良い結果も不本意な結果もありましたが、戦い抜くことができたのも応援してくださった皆様のおかげです。
    クラウドファンディングは本日で終了となりますが、今後もご声援のほど、よろしくお願いいたします。
    目標に向かって突き進んでいきます!
    木下凜

    宮城県プッシュ選手権
    2024/01/31 17:59:25
    先日仙台大学で行われた、宮城県プッシュ選手権大会で優勝しました!
    若干調子は良くありませんでしたが、良い成績を残せて良かったです!引き続き頑張ります!

    新年あけましておめでとうございます。
    2024/01/11 10:49:22
    石川県能登半島地震によって被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地域の復興を心より願っております。

    改めまして、あけましておめでとうございます。
    新年もよろしくお願い致します。
    新年早々地震や航空機の事故など災難が続いていますが、スケルトン競技ができている幸せを当たり前だと感じず、自分にできることを精一杯頑張りたいと思います。

    全日本プッシュ選手権優勝
    2023/12/08 16:05:01
    全日本プッシュ選手権優勝
    報告が遅くなりましたが、2023年8月26日に長野県で行われた全日本プッシュ選手権で優勝することができました!
    今年で7連覇達成です。
    引き続き頑張ります!

  • コメント
    • 飯盛 良拓
      応援してます。今年も頑張って下さい!

出品者のプロフィール

木下 凜

木下 凜

明治安田生命「地元の元気プロジェクト」の 一環として、地元の若手アスリートを地域社会とともに応援することで、地域の一体感醸成や地域で育つ子どもたちの夢や地元愛を育むことへの貢献を目的とします。当制度を通じて、出身地や活動拠点地域など、サポートを受ける「地元」に対して貢献したいというアスリートの活動を支援します。
リターン
サイトにお名前を記載
¥1,000 (税込・送料込)
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ご提供予定時期:2024年3月末~4月頃
FAQ・ヘルプ

リターン一覧

特定商取引法に基づく表示

    事業者名
    株式会社朝日新聞社

    事業者所在地
    〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2

    責任者
    安田雅信(ヤスダマサノブ)

    連絡先
    ・電子メール jimoto-athlete@asahiculture.com (地元アスリート応援事務局)
    ・TEL 03-5540-7761

    販売価格(支援金額)
    各プロジェクトページの「リターン」をご覧ください。価格は税込・送料込です。

    商品等(リターン)の引き渡し時期(日数)
    リターンとなる商品・サービスの引渡し・提供時期は、各プロジェクトページの記載をご確認ください。

    代金(支援金)の支払方法・時期
    《支払方法》
    クレジットカード決済
    コンビニ決済
    ※各プロジェクトの最終確認画面で表示します

    《支払時期》
    本サービスのプロジェクトは、目標金額の達成を条件としない「実行確約型」です。商品購入時(支援実施時)に決済となります。
    ※各プロジェクトの最終確認画面で表示します

    申込期間
    各プロジェクトページの「残り時間」をご覧ください。

    商品代金(支援金)以外に必要な費用
    なし
    ※ウェブページの閲覧等で必要となるインターネット接続料金・通信料金等は、お客様のご負担となります

    契約成立後のキャンセル、返品・交換の取扱条件/返品・交換期限、返品時の送料負担
    契約成立後のキャンセルについて
    支援者がプロジェクトの趣旨に賛同し、「支援を確定する」ボタンを押すことにより、支払い手続きが完了します。支払い手続を行った後のキャンセルについてはできません。

    返品・交換の取扱条件
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    上記理由による不良品は、
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