京都府のアスリート・フェンシング 太田陽詩 応援プロジェクト
by 明治安田生命

このプロジェクトは2024/03/01に終了いたしました。温かいご支援、ありがとうございました。
Success
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    ¥303,000
    (目標 ¥300,000)
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    101%
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    56
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明治安田生命「地元アスリート応援プログラム」では、出身地や活動拠点地域など、サポートをしてくれる「地元」に対して貢献したいというアスリートの活動を支援できます。本ページは京都府のアスリート、フェンシング(エペ種目)の太田陽詩(ひなた)選手を紹介します。中学校進学時、自身が行なうエペ種目専門のチームがある学校が府内になくとも京都に残り、自身で環境を変えながら進化を続けています。
    • 小さくても世界に通用するところを見せて、京都のみんなを元気づけたい

    • フェンシングには相手の体の胴体だけを攻撃できる「フルーレ」と、上半身を攻撃できる「サーブル」、体のどこを突いてもよい「エペ」の3種目があり、特にエペは世界と比べて小柄な人が多い日本人は世界では不利と言われています。しかし、そのエペで海外の大柄な選手にも果敢に挑む身長162cmのフェンサーが京都にいます。
    • 波があったこの1年、国際大会では収穫も

    • 龍谷大学付属平安高校3年の太田陽詩選手の2022-23年シーズンは波のある1年でした。22年3月、全国高等学校選抜フェンシング大会の女子エペで優勝を飾り、4月末にはエジプトで開催されたシニアのワールドカップに出場するなど順調に新シーズンを迎えましたが、8月末に突然、体調を崩してしまいました。

      「試合にも出られない時期がありました。スランプとかではなく、気持ちの問題が大きかった」。そんな太田選手が気持ちを切り替えて前向きになれたのは、優しく声をかけてくれた人や、あえて何も言わず待ってくれたコーチ、そして、新たに増えた家族の存在がありました。

      「その頃に犬(まるちゃん)を飼い始めました。まだ1歳になっていないマルチーズですが、リラックス効果がすごくて、まるちゃんがいたことでまた頑張ろうと思えたのが一番かもしれません」

      その効果か、23年1月のJOCジュニア大会では、女子エペの部で準優勝と復活。2月にイスタンブールで開催されたジュニアワールドカップではベスト32。参加した8人の日本人選手の中では2番目、「前回は180位ぐらいだったので、成長できているのかなと思いました。順位もそうなんですけど、自分が戦っている雰囲気、戦っている感じがつかめた。そして大きい人と戦う時の感覚も」。

      「小柄な私でも世界で勝つ姿を地元・京都の人に見てもらい、勇気を持ってほしい」と、フェンシングと出合い、共に成長してきた場所である京都への恩返しに手応えを感じたシーズンにもなりました。
    • ▲小さいなりの戦い方を23年は確立したいと練習に励む太田選手(朝日新聞社撮影)
    • フェンシングとの出合いは必然だった

    • 太田選手にとって、フェンシングとの出合いは必然でした。フェンシング選手だった父親の試合を家族で応援に行った小学4年生の時、太田選手は一瞬で「剣がカッコいい! 私もやりたい!」と魅了されました。有言実行とばかりに、試合会場に出店していたフェンシングの道具を扱うショップで剣とマスクを買ってもらい、地元のフェンシングスクールに入り、フェンサーとしての生活がスタートしました。

      「基本的に行動派で、その中でも時々コレ!というツボがある。フェンシングはまさにそうで、ある日突然ツボにはまりました」

      最初は日本でも盛んな、得点を取るために突く有効面や攻撃権がある「フルーレ」からスタートしましたが、太田選手がひかれたのは、体のどこを突いてもよく、同時に突けば両者に得点が入る「エペ」。シンプルだからこそ駆け引きが勝敗を左右するエペに夢中になりました。

      「6年生になってからエペとフルーレ、両方やっていて、全国大会でどちらも上位入賞して世界大会出場の権利を得ました。その時初めて『どっちを選ぶ?』と言われて、迷わずエペを選択しました」

      身長162cmの太田選手はフェンシング選手の中でも決して大柄ではなく、むしろ小柄な方に属します。両者同時に突く“相打ち”も得点になるエペは、背が高く手足が長い方が必然的に有利に。日本人が世界で勝つことは難しいと言われてきた種目ですが、太田選手は自分の小ささをあえて武器にし、大きな相手に勝つための方法を日々の練習から探っています。

      「エペは頭の駆け引きが大切なので、小さい私でも大きな相手の懐(ふところ)に入り込んでだますようなプレーが決まるとすごく楽しい」
    • 京都の学校に進み、チームメートと切磋琢磨

    • 小学校を卒業した太田選手は、フェンシングの名門である京都の龍谷大学付属平安中学校に進学しました。世界で戦う多くの選手を輩出した強豪校ですが、実はフルーレが専門のチーム。自身の種目に特化した技術練習が十分にできる環境ではありません。中学生の頃はエペを専門とする地元の社会人クラブに通いましたが、高校生になった今はさらに時間も限られるため、日々の部活動を終えてから社会人クラブに通う時間はほとんどありません。

      それでも太田選手があえて「平安」を選択した理由。それは、フェンサーとしての自分を育ててくれた地元で「強くなりたい」と決めたからでした。

      「フェンシングを始めたきっかけや、フェンシングの基礎となる部分を教えてくれたのは京都の人たちだったので、その人たちに恩返しするためにも地元の関西、京都に残って自分が結果を出すことで元気づけたいと思いました。フルーレ専門の高校ではありますが、それでもOB・OGの方々が私のためにエペの練習に来てくれて、みんながサポートしてくれるので、とてもありがたいです」
    • ▲不利な練習環境、小柄で不利な自分でも「世界で勝てる日本人」となって京都の人を元気にしたいといいます
    • 高校生になって約1年後、22年3月に行なわれた全国高校選抜フェンシング大会で、女子エペ、そしてフルーレで優勝。平安高校にとって女子の団体優勝は初の快挙でした。

      「初めての全国選抜で、頑張って勝ちたい!と思っていましたけど、しっかりと勝ち切ることができて良かった。団体戦でも自分が頑張らないと、というのがあって、緊張しましたけど、何とか乗り越えることができました」と、太田選手は試合を振り返ります。

      そして23年3月、平安高校は2種目で2年連続2冠を達成。「チーム内では全員が2種目2連覇を目標にしていましたけど、両種目同じ日にこなさないといけないので体力的にきつい面がありました。試合が終わって、もちろん喜びもありましたが安心感のほうが強かった」と、太田選手。チームが一丸となってつかんだ栄冠でした。
    • 「地元の方々に勝つ姿を見せたい」

    • 日本全国、さらには世界を舞台に戦う太田選手のことを家族は全力でバックアップしてくれますが、防具や剣など必要な道具も多いフェンシングはお金がかかる競技でもあります。自分の夢を実現するために支え、ともに戦ってくれる家族のサポートを受けながらも、太田選手は「競技者である以上、自分で必要な道具をそろえて戦える選手になりたい」と思い続けてきました。それが21年に明治安田生命「地元アスリート応援プログラム」に応募したきっかけです。

      「世界で戦うための遠征や、道具の購入に充てたいと思ったのもありますが、一番は私が世界で勝つことによって地元に貢献、地元を元気づけたいと思ったからです。いつも応援してくれる地元の方々に勝つ姿を見せたいです」

      22年には、シニアのワールドカップとジュニアのワールドカップに出場し、1カ月の長期遠征も行ないました。今後、さらに世界を舞台に経験を積むためには海外遠征は欠かせません。「やっぱり金銭面(の支援)はすごく助かりました」と、照れながら本音を語る太田選手でした。
    • 大好きな地元「エペも京都」に

    • フェンシング、そしてエペの魅力を京都の人にもっと知ってもらいたいと、太田選手は人が集まりやすく交通の便がいい京都市内の体育館を借りて練習会を行なっています。「地元の大学生が中心で、練習したい人が集まっています。この活動もさらに充実させて、京都や関西でのエペ人口を増やし、『エペも京都』という環境を作っていきたい」と、自身の練習環境の改善とともにエペの楽しさを多くの人が体感できる環境をつくっている太田選手。
    • ▲お気に入りのお店の前で、優しいマスターと癒やしのまるちゃんと一緒に
    • フェンシングを続けてきた場所である京都に、太田選手の最近のお気に入りの場所があります。伏見駅の近くにあるカフェ「シェロズクラフト」です。

      「母と検索して、たまたま行ったお店ですが、閉めかけのお店をわざわざ開けてくれて作ってくれたパスタがすごくおいしかった。見た目は強面(こわもて)のオーナーですけど、見た目によらず繊細で美しく、おいしいパスタを作ってくれるんです。試合の話をすると『すごいね』って聞いてくれて。食べたくなったら行っています」

      まだまだ発見がある京都。太田選手の京都への思いは尽きることがありません。4年に1度の国際大会に出場して結果を残し、お世話になっている京都の人々に恩返しをする。練習環境が厳しくても、海外の選手に比べて小柄でも頑張っている太田選手の姿は京都の人だけでなく、多くの人にも勇気を与えてくれるでしょう。

      (取材・制作:4years.)

      ※ヘッダーとプロフィールの写真はⒸ日本フェンシング協会/Augusto Bizzi/FIE
    • ================

      2024年2月29日をもちましてクラウドファンディングを終了いたしました。
      ご支援をいただきまして、本当にありがとうございました!

      ■支援者一覧(順不同、敬称略)
      ともこ、マツナエ、きよ、奥田、有吉、R.M、Shelo’s Craft マスター、皆川 直、横山夕起子、なおこ、タムラ兄妹、筒井彌一郎、とねさん、筒井房子、けいこ
  • 新着情報

    ありがとうございました
    2024/02/29 22:48:53
    ありがとうございました
    こんばんは。陽詩です。
    このクラウドファウンディングも残り1時間弱となりました。

    たくさんの方々が応援してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
    本当にありがとうございました。
    大学生になっても今の気持ちを忘れず、頑張りたいです。

    京都を離れることは少しさびしいですが、夢に向かって、新しいステージで、強くなれるよう努力していきます。

    本当に応援、ご支援、ありがとうございました。

    太田陽詩

    活動報告No.7
    2024/02/26 20:10:16
    活動報告No.7
    こんにちは。太田陽詩です。

    本年度最後のランキングマッチとなるJOCジュニアオリンピックが1月にありました。

    その後、2月は試合がなかったので、課題であった腕の筋力トレーニングやフェンシングスタイルの見つめ直し、改革をテーマに練習をしました。
    2月9日~は島原市での強化合宿にも参加しました。

    そして、3月に行われるシニアの世界グランプリ大会(ハンガリー)やワールドカップ大会(中国)に出場することが決まりました。
    今、自分に出来ることを精一杯やってこようと思います。

    引き続き、応援よろしくお願いします!

    陽詩

    活動報告 No.6
    2024/01/05 14:08:13
    あけましておめでとうございます。
    太田陽詩です。
    昨年度は応援していただき、本当にありがとうございました。

    昨日、一月四日、駒沢オリンピック公園でジュニアオリンピックが行われました。
    結果は、3位でした。
    一本勝負で負けてしまい悔しかったです。
    来年、もっと強くなって戻ってきたいと思います!

    本年もどうぞ宜しくお願いします。

    陽詩

    活動報告 No.5
    2023/12/05 22:26:50
    活動報告 No.5
    こんにちは。太田陽詩です。

    10月には、日田ランキングマッチ、
    11月には、第36回シニア女子エペ東京都選手権と
    2つのシニアランキングマッチが行われました。

    9月はベスト32(19位)→10月はベスト16(12位)→11月は初のベスト8入りをし、徐々にランキングを上げていくことが出来ました。
    本年度のシニアランキングマッチはこれで終了となりますが、今月行われる全日本選手権(団体戦)も頑張りたいと思います!

    11月初旬に行われたジュニアのランキングマッチは、大学入試と重なってしまったため、残念ながら出場することが出来ませんでした。
    現在ジュニアランキング3位であったため、本当に悔しかったですが、その分、シニアの大会を頑張りました。
    そして、今月行われるジュニアワールドカップ(スペイン開催)でいい成績を残せるよう頑張ってきたいと思います。

    引き続き、応援よろしくお願いします!

    太田陽詩

    活動報告No.4
    2023/09/17 16:20:57
    活動報告No.4
    こんにちは。太田陽詩です。

    9月15日、静岡県沼津市で行われた全日本選手権(シニア)に出場してきました。結果は、19位。
    リードしていた試合でしたが追いつかれ、一本勝負で負けてしまいました。先輩方に比べ、戦術がまだまだだな、と感じました。次の課題が見つかりました。
    来月もシニアの大会に出場する予定です。それまでに課題に一つずつ取り組んでいきます。

    全日本選手権後は、そのまま山口県に向かい、ジュニア日本代表合宿に参加しています。
    頑張ります!


    活動報告No.3
    2023/09/17 15:52:48
    活動報告No.3
    こんにちは。太田陽詩です。

    8月2日~6日に北海道室蘭市でインターハイが開催されました。結果は...個人戦は残念な結果に終わりましたが、団体戦では『準優勝』することができました。
    ただ、高校生最後の大会で、とても悔しい思いをしました。これからは、ジュニア・シニアのランキングマッチに向けて、メンタル面も強化していきたいと思います。

    9月には、静岡県沼津市で行われる全日本選手権に出ます。
    挑戦する気持ちで頑張りたいと思います!


    活動報告No.2
    2023/08/23 15:11:52
    活動報告No.2
    こんにちは。太田陽詩です。
    今年7月までの戦績をご報告します。

    ・第30回東京都ジュニア女子エペ選手権大会 準優勝

    今年初となるランキングマッチにて、準優勝することができました。
    決勝では、フェンシングらしい駆け引きをしあう試合が久しぶりにでき、
    楽しく試合をすることができました。
    それだけに悔しい・・・ですが、今回気が付いた課題をしっかり練習したいと思います!


    活動報告No.1
    2023/08/23 13:55:40
    活動報告No.1
    はじめまして。
    龍谷大学付属平安高等学校の太田 陽詩(おおた ひなた)です。

    昨年に引き続き、京都支社の地元アスリートとして活動させていただくこととなりました。
    フェンシングの魅力や試合の結果、練習の様子等について、Aportで発信していきたいと思っています。
    本年度もよろしくお願いします。

    Hinata (18歳成人に記念撮影していただきました)

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出品者のプロフィール

太田 陽詩

太田 陽詩

明治安田生命「地元の元気プロジェクト」の 一環として、地元の若手アスリートを地域社会とともに応援することで、地域の一体感醸成や地域で育つ子どもたちの夢や地元愛を育むことへの貢献を目的とします。当制度を通じて、出身地や活動拠点地域など、サポートを受ける「地元」に対して貢献したいというアスリートの活動を支援します。
リターン
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ご提供予定時期:2024年3月末~4月頃
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    事業者名
    株式会社朝日新聞社

    事業者所在地
    〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2

    責任者
    安田雅信(ヤスダマサノブ)

    連絡先
    ・電子メール jimoto-athlete@asahiculture.com (地元アスリート応援事務局)
    ・TEL 03-5540-7761

    販売価格(支援金額)
    各プロジェクトページの「リターン」をご覧ください。価格は税込・送料込です。

    商品等(リターン)の引き渡し時期(日数)
    リターンとなる商品・サービスの引渡し・提供時期は、各プロジェクトページの記載をご確認ください。

    代金(支援金)の支払方法・時期
    《支払方法》
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    コンビニ決済
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    《支払時期》
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